
この現代でパスワードを使っていない方はほとんどいないと思われます。
パスワードは、サイトなどにログインするために使いますが、いわば自分の部屋に入るための「鍵」の役割を果たしています。
もしこの鍵が簡単に真似されたり、他のサイトと同じものを使い回していたりすると、大切なアカウントや情報が盗まれるリスクが高まります。今回は、初心者でも今日からできるパスワード管理の基本を解説します。
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複雑で推測されにくいパスワードの作り方
まず大切なのは「強いパスワード」を設定することです。
強いパスワードとは、以下の特徴を持っています。
・ 英大文字と小文字、数字、記号を組み合わせる
・ 8文字以上(できれば12文字以上)
・ 自分や家族の名前、誕生日などは使わない
・ 辞書に載っている単語は避ける
以下はその悪い例と良い例です。
悪い例: password123
/ abcd1234
/ tanaka0510
良い例: M7x#9vL!p2Tq
/ Qp!6zF@3rW9
また、「覚えやすくて強いパスワード」を作るテクニックとしては、好きなフレーズの頭文字+数字や記号を組み合わせる方法があります。(例)
フレーズ:「私は朝コーヒーを2杯飲む」→英語「I drink 2 cups of coffee in the morning」⇒Id2coC@morn
(英語に変換して頭文字を使う方法)
パスワード使い回しの危険性
複数のサイトやサービスで同じパスワードを使い回すのは非常に危険です。
もし、1つのサービスが情報漏えいした場合、あなたの他のアカウントまですべて乗っ取られる可能性があります。
特に「メールアドレス+パスワード」の組み合わせは、攻撃者が自動で他のサービスに試す「リスト型攻撃」に利用されます。
対策としては、
・ サービスごとにパスワードを変える
・パスワード管理ツールを活用する(例:1Password, Bitwarden, KeePassなど)
パスワード管理ツールを使えば、複雑で長いパスワードも無理なく管理できます。
まとめ
パスワードは、あなたの生活を守る大切な「防御の手段」です。
今日から以下を意識してみましょう。
- 複雑で推測されにくいパスワードを設定する
- サービスごとに異なるパスワードを使う
- パスワード管理ツールを活用する
ほんの少しの注意で、大きなリスクを避けることができます。
安全なネットライフを送りましょう。